いつもとは違う種類で初めての投稿です。
東京の同業者Wさんから「グランドピアノのハンマー交換を教えてほしい」とのこと。今までアッセンブリー交換(ハンマーヘッドとシャンクが接着済みの部品)はたくさん経験がおありの方です。今回は新品のハンマーヘッドを加工するところから勉強したいというご要望でした。アクションはWさんの持ち込みです。私も10年前は同じことを各地に出向いて教えていただいたな〜と懐かしく思いました!

今回は教える仕事に専念したため、写真が少ないです(笑)

今回のピアノは、ヤマハC1#550xxxxです。約22年前のピアノなので普通の使用ならハンマー交換をすることは、そうそうないくらい最近のピアノです。ですが、Wさんの前の調律師がかなりガッツリ削ってしまって「え?」ってくらいフェルトが薄い状態。(写真撮り忘れ)
シャンクはそのままでというご要望なので、私も経験不足ですが早速始めます!

まずは、オリジナルのハンマーの測定から。
大きさ、角度、穴あけの位置など精密に測定します。
 

 

新品ハンマーの加工です。ドイツ・レンナー社のハンマーを使用しました。
穴あけ・テーパー加工・テール加工・ナンバリング
 

 

 

オリジナルハンマーを外しました。ヒートガンで温めると簡単に外れるんですよ。
 

 

ハンマー付けです。
打弦点が極めて重要なので慎重に・・・

 

 

 

途中で思わぬトラブルがあって、予定よりだいぶ長時間になってしまいました(汗) 作業開始が9:00で終了は20:30。仕上がりの写真も撮り忘れる始末・・・
改めて教えるって難しいなと思ったけど、自分自身も勉強になりました!
私もたくさんの先輩から色々教えていただきましたが、そろそろ教える番になってくるのかな〜


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