富士吉田市TさまのC7①の続きです。
ハンマーに深く弦跡がついていたので整形しました。
鍵盤からアクションに力が伝わる部分、キャプスタンと呼ばれる部品をキレイに磨きます。
摩擦箇所の抵抗を減らします。相手側のクロス部分もキレイにしました。
ローラー部も余分な黒鉛は落とし、キレイにそして滑りを良くします。
スティックと呼んでいる、動きが鈍くなっている所は、センターピン交換もしました。
鍵盤蓋のバネが当たる部分の皮も破れ木が削れはじめていたので、貼りかえました。
ざっと、C7の内寸も想定して粗整調もしておき、お客さま宅にアクションを戻し仕上げました。
お見積もり時、調律(音程)の狂いはあまりなかったけれど、ガチガチで弾きにくかったのですが、お預かり修理、調整後にお弾きいただいた所、「ふじさんホールのピアノ(スタインウェイのフルコンサートピアノ)みたいになった!」と喜んでいただけました。ご依頼いただきまして、ありがとうございました!