しばらくブログを放置していてスミマセン。

あまりに多忙だったためブログアップが遅くなりましたが、先月からお預かりしていたIさまのピアノです。

お見積りに伺った際、とにかく結露がひどい状態でした。
今回は娘さんのところへ移動するとのことで、一旦工房でお預かりしてピアノを乾かしてから標準に戻す作業をさせていただきました。

工房へ入ってから数日後ですが、それでもまだ湿気による動作不良(スティック)があります。

今回させていただく作業は
①全体を標準に戻す
②白鍵木口の貼替
③鍵盤上面の研磨
④1本だけ白鍵上面の貼替
です。

さぁ始めましょう!!
まずは白鍵木口の貼替です。
以前でも動画でご紹介したのですが、同じ作業なのでそちらこちらもご覧ください。

作業の流れ
 

 

 

全体を標準に戻す作業をします。
まずは鍵盤下のお掃除から
 

 

ハンマー整形
 

 

乾かしても良くならなかった部分の調整

 

どんな状態だったかは動画で

 

続いて鍵盤の高さ(ならし)を揃えます。
ビフォー

アフター

 

鍵盤上面の研磨です。
手前2つが研磨後です。艶の違いわかりますか?

 

1本だけヒビがあった物だけ貼り替えました。

 

完了です。上面も木口もキレイになりました。

 

続いて、拍子木などの研磨です。
このピアノは年代が古くて基本的にラッカー塗り。塗膜が薄いので研磨には限界があります。
でも、せめて鍵盤蓋を開けた時に「キレイ!!」と思っていただけるように作業しました。

ビフォー

アフター

ビフォー
 

アフター

 

サビだらけのペダルも・・・
ビフォー

アフター

周りの外装にあわせて敢えて艶消しにしています。

 

他にもこんなところを直しました。(作業後の写真は撮り忘れ)

 

以上で完成です。


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